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妊活中に葉酸を摂取した方が良いとされている5つの理由

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妊娠検査薬

妊娠中の女性や赤ちゃんの健康を支えてくれる葉酸。そして実は葉酸は、妊活中の女性をも支えてくれます。

具体的には、妊娠前から葉酸をしっかりと摂取しておけば、妊娠の可能性がアップするのです。

さらには、流産の可能性が下がります。また葉酸は、妊活中の女性だけでなく、男性にも良い効果をもたらすことが知られています。

ここでは、妊活中に摂取した葉酸の働きについて、ご説明しますね。

「できるだけ早く妊娠したい」
「妊活期間は、短い方がいい」
「妊娠した以上は、元気な赤ちゃんを産みたい」

このように考えている女性は、ぜひパートナーの男性と一緒に、目を通してみてください。正しい情報を知っておくと、より効率良く妊活できるようになりますよ。

妊活中の葉酸に期待できる5つの効果

食事で240μg+サプリメントなどで400μgこれが、妊活中の女性に推奨されている、1日の葉酸摂取量です。妊活の間、これだけの量の葉酸を毎日摂取していると、どのような効果が出てくるのでしょうか。

特に嬉しい効果は、この5つとなります。

  1. 卵巣の働きが良くなる
  2. 卵子が受精しやすくなる
  3. 受精卵が子宮にたどり着きやすくなる
  4. 受精卵が着床しやすくなる
  5. 異常な精子が作られにくくなる

これだけを見ても、少しわかりにくいですよね。それぞれの効果を、順番に詳しくご説明しますね。

卵巣の働きが活発に

女性の体では、約1ヶ月に1回のペースで、排卵が起こります。卵巣から、卵子が飛び出てくるのです。このタイミングで性交渉をすると、女性の体内に入ってきた精子が、卵子と結合することがあります。

これが、赤ちゃんの素と言える受精卵となるのです。ところが卵巣の働きが悪いと、この排卵が行われにくくなります。

排卵期になっても、卵子がうまく飛び出てこないのです。卵子が出てこなければ、いくら精子が入ってきても、受精卵はできません。

赤ちゃんの素ができなければ、妊娠出産は無理ですよね…。でも葉酸を摂取すれば、卵巣が正しく働きやすくなります。

正確には、葉酸によって良質な血液が作られて、それが卵巣に栄養分をどんどん運ぶようになるのです。すると卵巣は、たっぷりの栄養分で元気な状態に。排卵期には、きちんと卵子を出してくれるようになります。

卵子は成熟し、受精卵は元気に

さらに葉酸は、卵子の成熟を促します。いくら卵巣から出てきても、成熟していなければ、卵子は精子と結合できないのです。結合したとしても、未熟な受精卵となってしまいます。でも葉酸の力で、卵巣からは成熟した卵子が出てきやすくなります。

成熟した卵子は、精子と比較的スムーズに結合できます。そして精子に問題がなければ、元気な受精卵となります。元気な受精卵は、卵管を通って子宮へとグングン進みます。約12センチある卵管を、3~5日かけて一生懸命に進んでいくんですね。

子宮にたどり着くと、内膜にくっつきます。いわゆる着床ですが、これにより妊娠が成立したことになります。未熟な受精卵の場合、ここに到達するまでに力尽きてしまうことがあります。

命を失ってしまうのです。まだ赤ちゃんの形をしているわけではありませんが、それでも何か悲しいですよね。しかし葉酸を十分に摂取していれば、元気な受精卵が誕生しやすくなります。

子供が欲しいという自分の気持ちだけでなく、受精卵の生命のためにも、妊活中にはぜひ葉酸の摂取を心がけてくださいね。

子宮内膜を受精卵が着床しやすい状態に

ただし、いくら受精卵が元気でも、子宮内膜の状態が悪いと、着床しないことがあります。子宮内膜は、赤ちゃんのベッドのようなものです。ここまで進んできた受精卵を、ふんわりと受け止めます。これにより、着床となるのです。

でも、子宮内膜がフカフカの状態ではなかった場合。受精卵はうまく受け止められず、行き場を失い、やがて力尽きてしまいます。でもこの問題もまた、葉酸の摂取によって防がれやすくなります。葉酸は、良質な血液を作ります。

そして、子宮内膜は血液で作られるのです。葉酸の力で、良質な血液が子宮に運ばれれば、フカフカの上質なベッドができあがります。すると受精卵は、すんなりとそこに落ち着くことができます。そして、お母さんの栄養分を受け取りながら、スクスクと成長していくのです。

受精卵が元気で、子宮内膜の状態も良ければ、流産のリスクも低下しますよ。

葉酸は男性の妊活にも効果的

また葉酸は、妊活中の男性にも摂取がお勧めされている栄養分です。なぜなら摂取することで、染色体異常のある精子が作られにくくなるからです。

男性の体では、日々精子が作られます。その多くが正常な精子ですが、時々染色体に問題のある精子ができてしまうことがあります。

それが女性の卵子と結合すると…。当然、受精卵も問題のある状態になります。問題のある受精卵は、うまく子宮にたどり着くことができません。

たどり着いても、着床できない可能性が高いのです。着床できても、力尽きて流産となってしまうことも…。ところが男性が妊活中にしっかりと葉酸を摂取していれば、異常な精子が作られる確率が20~30%ほど少なくなります。

それだけ、元気な受精卵ができる可能性が高くなるわけです。そのため男性も、妊活を女性任せにするのではなく、ぜひ積極的に葉酸を摂取してくださいね。男性の妊活参加は、新しい生命の誕生にはもちろん、2人の絆を深めることにもつながりますよ。

妊活中の葉酸摂取についてのまとめ

妊婦さん

妊活中の女性には、毎日の葉酸の摂取がお勧めされています。

具体的には、食事から240μgを摂取し、さらにサプリメントから400μgを摂取するのです。そうすることで、排卵期には成熟した卵子が出てきて、元気な受精卵が誕生しやすくなります。

しかも子宮内膜の状態も良くなるので、着床の可能性がアップし、流産のリスクは低下します。また男性も、妊活中に葉酸を摂取することが大事です。

摂取すれば、染色体異常のある精子が作られる可能性が下がります。これもまた、元気な受精卵を誕生させることにつながるのです。

女性と男性の双方が葉酸を摂取して、ぜひ妊活を成功させてくださいね。

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